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Guitar Vol.9 [Books]

Gigs増刊という扱いのGuitarという雑誌。
Vol.9は1995年。

その名のとおりギタリスト目線の雑誌。
記載のレッスン物は他の雑誌よりも役に立つものが多かった。

良い雑誌でした。
バックナンバーは買うべし。

guitar09IMG_5523.jpg

その中でも記憶に残るのはこのVol.9。

この人の記事。
W.A.S.P.のボーカルの人。
ブラッキー・ローレス

guitar09blIMG_5524.jpg

当時は全く好きじゃなかった。
典型的なビッグヘアーバンド。

記事を見ると色々経験していて才能豊かな人。

衝撃的な話はスティーブ・ペリーがジョージ・リンチのバンドのオーディションを受けていたという話。
しかも3回ジョージはスティーブを振っていると。

「ジョージは未だにスティーブと気まずいんだ」とか。

何でスティーブはジョージと組みたいと思ったのか聞きたい。
絶対合わないとしか思えないが。

これについてはジョージに見る目があったと。
そのおかげでスティーブはジャーニーで大成功。
まあ,お互いに良かったのでは?

こういう裏話も多くて面白い雑誌。


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ジムラン [Books]

丸の内の丸善で買いました。

「ぼくとジムランの酒とバラの日々」

有名な一関のジャズ喫茶「ベイシー」のマスターです。

今どき「ジムラン」なんて言う人には出会わないです。

JBL
ジェームス・バロー・ランシング
ジム・ランシング
ジムラン

昔はあこがれのブランドでした。

僕とジムランIMG_5348.jpg

ジャズ喫茶と言えば,田舎では定番のアルテックA7を鳴らしていました。
が,子どもだったせいかデカイ以上に印象に残っていません。
マスターは鳴らし方が難しいと言っていました。

それよりも,吉祥寺に昔あった喫茶店の古いJBLとか,今はなき古町のUFOの4311Aの方が記憶に残っています。

中学校の先生も高校の先生にもジムランが好きな人がいました。
山水のアンプとJBLが良いとか教えてもらいました。

国産スピーカーを売ってJBLを買った友達もいました。

実家にあるパイオニアのHPM-100もJBLの人が設計したものだとか…

オーディオと言えばどこかでJBLと関係していました。
JAZZも元気だったので,そういう時代だったのかも知れません。

とてもマニアで面白い本です。
この本を読むまでジムランのアンプのことは知りませんでした。

まだ始めの方しか読んでいませんが年内に読んで新年を迎えたいです。


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土門拳の本 [Books]

最近35mmと50mmについて考えていました。

それで久しぶりに本棚から文庫本を取り出して拾い読みしています。

土門拳文庫本IMG_5167.jpg

本当に35mmが感性に合った人なんでしょうね。
とても気持ちが伝わります。

これを読むと今の自分は50mmでいいんだと納得できます。

ところで,カルティエ・ブレッソンについても色々言っていたんですね。
「カルティエ・ブレッソンの場合,構図がないんです」
「ブレッソンの写真は構図法が新しい,非常に立派な構図法になっているから,いわゆる古い構図法の構図じゃないんです」
「直感でどんぴしゃりと写すので,カメラとモチーフが直結する」

初めてブレッソンの写真を見た時には構図が半端なものやピントが合ってないものがあって素人っぽい感じがしたのはこういう事だったんですね。

こういう自由さはフランスっぽいです。
音楽でいうとドビュッシーのような。

ブレッソン嫌いな人もいるんでしょうね。
絵を描く人には耐えられない気持ちになる写真もあります。
私は結構好きです。
写真集も開く度に発見があります。

もちろん,ブレッソンみたいな写真は撮れませんけど。

時々こういう本を読むと発想が広がります。

対談ものもあって講義で教えてもらっているような気分になります。

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やばい本が発売された! [Books]

今月のギターマガジン。

ヤバい。
1週間この本ばっかり見ていそうなほど。

IMG_4604.jpg

地元の本屋に行ったら,通常の3倍の平積み量!

知らないおじさんが真ん中あたりの本を選んで買って行きました。

歪み地獄に誘う本。
Highway To Hell !

もちろん使っています。
TS9
初めて使った時の感動は忘れません。
クリーンでもクランチでもオンにした途端,存在感ある音に変身。

IMG_4605.jpg

現行品も凄くいい音。
見かけもカッコいい。

ボードに入れてよし,スイッチオンしてよし!

私の場合,ボスのメタゾー+TS9。
ついでにノイズサプレッサーもオン。
アナログだからね。

現行品でこれなら,初期の808はどんな音なのか?

レイヴォーンはTSを2台繋いでいたというのは本当なのか?

しかし,この本を見ていて気づきました。
マクソンが出ていない。

現行品で一番すばらしい808は,マクソン。

賛同してくれる人は結構いるのでは?
何がどう違うのか細かい事は分からないけれど。

IMG_4606.jpg

マーシャルの歪みに薄く加えると,あら不思議。
とても美味しい音に。
そう,あくまでも薄く。
鰹出汁のように。

クロマニヨンズもマクソン808だし。
見かけもMXRサイズのこちらがナイス。

ギターマガジンがマクソンを特集してくれることに期待したいです。


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The Gospel / Steve Lukather 続き [Books]

ルカサーの本ですが,あっという間に読み終わってしまいました。
久しぶりに面白いミュージシャンの本でした。

TOTOや80年代前後の洋楽が好きな人はニヤニヤしながら読むと思います。

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TOTOは凄腕スタジオミュージシャンが集まってできたバンドと言われていましたが(確かにそういう面はありますが),実際はハイスクールの同級生バンドとその兄貴バンドの合体だったんですね。
LAのシーンの人がたくさん出てきますし当時の雰囲気がよく伝わって興味深いです。

それから80年代にルカサーがTOTOで来日した時に,ass kick!とかスラングをいっぱい言っていて「どういう奴なんだ?」と思いましたが,その辺りのことも書かれています。

ライブでボビー・キンボールの出来が酷いのはご存知のとおりですが,そのことも書かれていますし,歴代のボーカリストとその選定のことも書かれていて興味深いです。初期の頃からエリック・マーティンが候補だったというのもルカサーの趣味に合っていて納得です。

敬愛するドラマー,ジェフ・ポーカロが亡くなった時のことも書かれています。
あの人のシャッフルは凄かったですね。

また,批評家から本当に辛辣に書かれていたんだなあということも改めて知りました。
日本でも,ある批評家がFMでしつこくダメ出ししてましたし…。
何であんなに「産業ロック」とか言われて批評家から嫌われたんでしょうか?
リズムもハーモニーも上手く曲も良くて売れたから?
音楽の優等生たちと思われたから(これを読むと全くそんなことはないような…)?
当時流行のパンクと真逆の新しいロックを提示してみせたから?

ルカサーは,あんなに才能があって実績があって多くのミュージシャンから尊敬されているのに,人間的にとても謙虚で思いやりがあって良い男なんだなと改めて思いました。凄腕を目指して本当に努力したんでしょうね。

読んで良い気持ちにさせられる本だと思います。
この人は亡くなったら天国に行くんでしょうね。
ルカサーの未来が良いものになり,ますます活躍しますように!


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The Gospel / Steve Lukather [Books]

ぶらりと寄った丸善にスティーヴ・ルカサーの本がありました。

ルカサーと言えば美しいサウンドとフレーズ。
まさにセンスの塊。
80年代前後には「ルカサーのようなギター」がとても人気でした。

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読み始めましたが,裏話が多くて面白いです。
TOTOの名前は,やはりオズの魔法使いの犬の名前からだったんですね。

最近の活動は知りませんが,チェックしてみたくなりました。

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Uli John Roth [Books]

立ち読みをしていて,つい買ってしまいました。

「YOUNG GUITAR」

過去に「二度と買うことはない」と思った雑誌の一つ。
そう思った20代半ばから何年経ったことか…
まるで「二度と会うことはない」と思った昔の恋人に出会ったような?
そう思って購入した動機は明らか。

ウリ先生の特集だからでございます。

uli John Roth YG.jpg

ウリ先生,お久しぶりです(会ったことはないですが〜合掌)。

スカイギターもパワーアップされているようで,某楽器屋では180万円以上とか。
世界限定50本だそうです。

相変わらず良い音させてます。
DVDでギターを弾く姿はまったく仙人でございます。

このギターは「LionHeart」と名付けたらしいです。
飼い猫の名前だとか。
仙人は猫好きですな。

32フレット,ヘッドの裏にはオートチューナー!
ゲイン付き!で別電源も付いているとか。

ついつい見入ってしまうDVD付きです。

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マイ仏教 [Books]

年をとったら「こういう人になりたい」と思う人はいませんか?

私は密かに「2大じゅん」と呼んでいる,高田純次とみうらじゅんがいます。

どちらも美術系出身というのもグッとくるものがありますが,一番は,あの煩悩全開のような素のようでいて少し計算もあるような生き方が素敵ではないかと,あこがれています。

ところで,みうらさんの方のじゅんが「マイ仏教」という新書を出しました。
じゅん信者としては当然に購入しましたが,なかなか今回の著作も尊い教えが満載で「ちょっと小ネタに・・」と思わせるものがあります。


マイ仏教 (新潮新書)

マイ仏教 (新潮新書)

  • 作者: みうらじゅん
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/05/14
  • メディア: 新書



今回,一番グッときたのは「ホビー教」の部分です。

マニアックに物を集めるコレクターが「ホビー教信者」と定義されています。
そして「必死になって集めた大事な物が壊れたり,手放さなければいけなくなったりした瞬間,例えようのない空しさに襲われます」「物を集めるというのは,空しさを知る修業なのです」として,諸行無常を説いています。

ギター好きならホビー教信者が多いはずです。
ネットで「マーチン」なんか検索したら信者がワラワラ出てきます。
まわりにも「つい楽器屋に寄ったら買ってしまった」とか「ヤフオクで買い始めたら止まらなくなってしまった」という人はいるはずです。
そして,買って1年以上弾きもしないギターが何本も家にあるのに,他人には1本も譲らない人とかも完全な信者です。
さらに「ギブソンSGが一番欲しいと思っているのに,楽器屋に行くたび,つい違うモデルを買ってしまう」という症状が出たらヤバイです。
いつまでたっても目的のSGに到達できない「ギター無間地獄」にハマりかかっています。

しかし,死んだらギターコレクションは「ただの中古動産」です。

どんなに思い入れがあって「大金積まれても売らない」と思っても,遺族がギターに関心がなかったら,遺族から「あの人,何でこんなもん買い集めたのかね。腕は2本しかないのに。」とか「ホントかさばって部屋狭くて困るわ。」とか言われて,ことごとく1本3千円程度でハードオフか商店街の古道具屋行きです。

こう思うと,何だか「後ろメタファー」を感じながらギターを見つめる自分がいる訳です。
そして,やがて年をとると自然に「欲望の中折れ状態」になって「俺も若い時はかなり集めたよ。」と,大人のふりをするようになってしまうのかも知れません。

しかし,ポジティブに欲望を肯定しつつ,同時に無常感を感じながら生きてゆくことが大事ではないかと思うのです。
欲望がなければ生きる原動力は生まれず,文化も生まれないのですから。
じゅんのように,欲望に直面しつつ楽しみも苦しみも知るという過程の中で,自分だけの「マイ仏教」を探しながら人生おもしろくやっていきたいものです。

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僕らが作ったギターの名器 [Books]

富山市に出張した時にたまたま見つけて書店で買いました。

筆者の椎野さんについては全く知りませんでしたが,読んでみると,昔あった「H.S.Anderson」のギターや「AKAI」のギターはこの人の会社が作ったんですね。
それに,昔は楽器屋にミニギターキットを売ってましたが,それもこの人の会社が作ったんですね。
さらに日本が世界に誇る「ESP」もこの人が創業者の1人みたいです。

内容は・・とっても良いです。

エレキ,アコギからヴァイオリンの話しやサウンドの話しなど,とっても造詣が深いです。
本当にオールマイティーな本です。
それに,ギブソンやフェンダーの依頼でインスペクションを担当したというのも凄いです。
こういう人が日本にいたんですね!


僕らが作ったギターの名器 (文春新書)

僕らが作ったギターの名器 (文春新書)

  • 作者: 椎野 秀聰
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/09
  • メディア: 新書



それから,実例の話しもなかなかです。
例えば,あるプレイヤーがピックアップの交換を希望していたが,実際に演奏を聞いてみると問題点はピックアップではなくフレットにあることが分かったとか・・他の仕事にも十分に通用する事がたくさん書いてあります。

内容については買ってからの楽しみ。
ギターを弾く者としては一冊購入して手元に置いておきたい一冊です。

ギター愛 [Books]

弟から「アニキ見ろよ」と教えてもらった「BRUTUS」12月15日(630)号です。見てのとおり,特集は「ギター愛」。表紙を飾るのはギターヒーロー「ジミ・ヘン」です。なかなかワクワクさせてくれる特集じゃないですか。
さっそくページをめくってみると,真冬にギターバカ花盛り状態です。リリー・フランキーもマーティン00-16持って登場してますね。D-45も持ってるみたいですから,かなりのマーティン患者でしょうか?今度,おでんくんにギター持たせて登場させて欲しいです(ニセおでんくんが持つと似合いそうです)。そして,しっかりと目を引いたのはページ袖みたいなところに登場のしげる松崎です。小さく写ってても存在感ありますねぇ,この人は。ギター150本持ってて「もう盆栽状態」ってコメントもおっさん丸出し風でgoodです。ギター名盤CD&DVDベスト150もナイスな企画です。ランクインしたCDやコメントを見てると,納得のものもあれば「え?何で」とか「そういう作品だったのか」ってのもあって,なかなか発見がありますね。記事を読みながら,ふと中学生の頃にマイ・ベスト・テンとか作って,恥ずかしげもなく学級新聞的なものに載せて自分の趣味をさらしてた事を思い出してしまいました。幼いというのは怖いものです(ちょっと気分が暗くなっちゃいまいました)。
ところで,個人的には,Y'sの「山本耀司」とか「みうらじゅん」とか「世良公則」とかギター愛の人をしっかり取材して各見開き2ページくらい欲しかったところです。それで,さらに言えば,アコギ特集とエレキ特集に分けてもらって・・さらに欲を言えば,ギブソン派特集とかマーティン患者特集とか,それもプリウォー(戦前)愛とかハカランダ愛とかに分けて・・って,そんなのギター専門誌でもやらないって!

BRUTUS (ブルータス) 2007年 12/15号 [雑誌]


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