ハワイのウクレレ「KoALOHA」

1999年にオアフ島で購入したKoALOHA（コアロハ）のウクレレです。「なぜ，真冬にウクレレ？」と思うかも知れませんが，オフイスの机の下を整理していたら出てきたからです（一体，どういう仕事環境でしょうか？）。去年の９月にしまってそのままでした。ウクレレは，毎年「７月くらいになると出してきて９月になるとしまう」という，昔の蚊帳のような扱いを繰り返しています（ウクレレって，本当に季節物ですね）。

このウクレレを買うまでは，新宿の某楽器店で買ったフェイマスのウクレレ（パイナップル型）を使用していました。が，やはり，本場のウクレレをハワイで買いたくて，ダウンタウンのウクレレ専門店まで行って買ったのがこれです。
そのショップに何本かあったコアロハを弾き比べたり見比べたりして選んだ１本なんですが，工場からショップに届けられたばかりで，サウンドホール内のラベルが貼られる前の個体でした。店員さんに聞いたら「ラベル貼りはショップの仕事なんだ」ということで何枚もラベルを見せてくれました（今は工場で貼ってるんでしょうか？）。で「調整してラベルを貼ったら明日届けるよ」と言ってくれたんですが，翌日，取りに行きました。店でラベルを貼るなんて初めて聞いたし，これがヴィトンのラベルだったらと思うと「コアロハの偽造ショップか？」って一瞬よぎりましたが，逆にコアロハ物ばかり置いてあったんで，コアロハ直営ショップだったのかもしれません。その店員から，プレスリーの「ブルーハワイ」を教えてもらいましたが，・・今は弾き方を忘れてしまいました。
本当の事を言うと，当時はKAMAKAのウクレレが欲しかったんです。でも，その店に置いてなかったんですよね。で，当時は，コアロハを知らなくて，少々がっかりしながら「でも，音はいいなあ」「僕のフェイマスの１０倍いいなあ」と思って購入しました。コアロハは，現在ではカマカと同じくらい人気があるようですね。あのスラック・ギターで有名なダニエル・ホーも使っているらしいですし（高木ブーはカマカらしいですが），これからも人気が出てくれると嬉しいです。

さて，コアロハは，1986年創業の，日系人のAlvin Okamiさんが主宰するメーカーです。工場の規模は小さいようです。今は，工場見学ツアーもあるらしいので，今度，オアフに行く時にはぜひ参加して，製作の一部を体験したいですね。
コアロハの特徴は，まず，この王冠型ヘッドと「Ｋ」の字を使ったコアロハ・マークでしょう。素材はトップもサイド＆バックもハワイアン・コアです。明るく乾いたコロコロという印象の音がします。これはコア材の影響でしょうね。ウクレレの材としてはマホガニーもありますが，ハワイのウクレレにはコアの硬くて明るい感じがマッチすると思います。コアロハの糸巻きはシャーラー製だという噂を聞きましたが本当でしょうか？〜本当，恥ずかしいくらいこのウクレレの事を知りません。
ウクレレにはヤマハ製，マーティン製さらにオベーション製もありますが，やっぱり本場ハワイ製が一番！これからも，本場ハワイのメーカーにはがんばってもらいたいですね！