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The Gospel / Steve Lukather 続き [Books]

ルカサーの本ですが,あっという間に読み終わってしまいました。
久しぶりに面白いミュージシャンの本でした。

TOTOや80年代前後の洋楽が好きな人はニヤニヤしながら読むと思います。

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TOTOは凄腕スタジオミュージシャンが集まってできたバンドと言われていましたが(確かにそういう面はありますが),実際はハイスクールの同級生バンドとその兄貴バンドの合体だったんですね。
LAのシーンの人がたくさん出てきますし当時の雰囲気がよく伝わって興味深いです。

それから80年代にルカサーがTOTOで来日した時に,ass kick!とかスラングをいっぱい言っていて「どういう奴なんだ?」と思いましたが,その辺りのことも書かれています。

ライブでボビー・キンボールの出来が酷いのはご存知のとおりですが,そのことも書かれていますし,歴代のボーカリストとその選定のことも書かれていて興味深いです。初期の頃からエリック・マーティンが候補だったというのもルカサーの趣味に合っていて納得です。

敬愛するドラマー,ジェフ・ポーカロが亡くなった時のことも書かれています。
あの人のシャッフルは凄かったですね。

また,批評家から本当に辛辣に書かれていたんだなあということも改めて知りました。
日本でも,ある批評家がFMでしつこくダメ出ししてましたし…。
何であんなに「産業ロック」とか言われて批評家から嫌われたんでしょうか?
リズムもハーモニーも上手く曲も良くて売れたから?
音楽の優等生たちと思われたから(これを読むと全くそんなことはないような…)?
当時流行のパンクと真逆の新しいロックを提示してみせたから?

ルカサーは,あんなに才能があって実績があって多くのミュージシャンから尊敬されているのに,人間的にとても謙虚で思いやりがあって良い男なんだなと改めて思いました。凄腕を目指して本当に努力したんでしょうね。

読んで良い気持ちにさせられる本だと思います。
この人は亡くなったら天国に行くんでしょうね。
ルカサーの未来が良いものになり,ますます活躍しますように!


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