SSブログ

日大アメフト 雑感 [雑談]

本日,5月6日に行われた日大と関学大のアメフト部交流戦での悪質ファール事件について,加害者側の宮川選手が記者会見をしました。非常に辛い会見だったようです。

日大側の対応のまずさに「今後どうなるか」と思っていましたが,被害者側の刑事告訴に続き,ついにこのような事態にまで至ってしまいました。
日大側の対応のまずさが,被害選手側と加害選手側の双方を追いつめてしまったということでしょう。

日本代表にも呼ばれるような才能をもった宮川選手を,ここまで追いつめ,アメフトを辞めさせてしまったのは,監督ら指導者の責任であることは明らかです。大学スポーツ部の指導者としては結果的に無能と評価されてもしょうがないでしょう。

他方,宮川選手に対しては,指示を拒否できずやってしまったことを非難する意見もあるようです。
しかし,それは間違いでしょう。
指導者からの指示を拒否すれば,試合に出られないどころか,部を辞めざるを得なくなり,大学も辞めざるをえなくなります(過去のスポーツ部の学生を思い出して下さい)。立場上,20歳の宮川選手が全てを失うことと同義であることを理解すべきでしょう。しかも,内田監督は日大の理事でもありますから。

今回の事件は,現在の大学スポーツの指導のあり方を示しているだけではなく(もちろん一部ですが),大学経営についても考えさせられる問題です。
幸にも,サッカーはFIFAの世界基準を志向しながら行われているところがほとんどだと思いますので,こういう事件は起こらないと信じていますが,アメリカ基準のアメフトでこういう事が起こるとは全く思いませんでした(学生時代のアメフト部はかっこよかったです)。

日大は,なぜ,適切な初期対応ができなかったのでしょうか(現在は十分に分かっていると思いますが)。
そして,同じようなことを繰り返して,次の一手を誤ると取り返しのつかないことになると思います。
既に,日大広報からコメントが出ていますが,自分の大学の学生を守るというニュアンスを感じられず,どこか他人事のような雰囲気です。この表現ぶりは非常に危険な感じがします。

このままでは,日大はアメフト部の廃部どころではない事態に至る危険があるように思ってしまいます。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

カーネルパニックショートカット ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。