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チェコ美人〜Furch [その他のguitar]

Furch(フォルヒ)のD23-CR。 岡崎倫典先生も使っておられるかと。 D(ドレッドノート・タイプ)でトップがC(シダー),サイド&バックがR(ローズウッド)という仕様。 Dと言ってもマーティンのDより若干ボディは大きめ。

見た感じトップが赤くクラシック・ギター的なのはシダーだから。 このギターを見て思い出すのは「テイラー」。 代表のフランティセク・フォルヒはボブ・テイラーと親しく意見交換をよくやっていたみたいですが,その影響でしょうか?
触った印象は,クラシック・ギターがドレッドノートに出会ったような感じ。 人によっては「翳りのある音」と言う人もいますが,トップがシダーのせいなのかしっとりした落ち着いた印象があります。 チェコという国の気候の影響が強いんでしょうか? ルックスも音も「チェコのしっとり美人」という感じ。 弦が新しいと素晴らしいフレッシュな音がしますが,弦が死んでくると乾いた音に変化して,これも良い。
昔,石川鷹彦先生が「死んだ弦の音がいいんだ」という事を言ったことがありました。 これにはかなり批判的な人がいましたが,ギターによっては石川先生の言うとおりだと思います。 方向としては,弦鳴り感がぐっと抑えられてギターの箱鳴り感に頼るという事だと思います。 つまり「弦の音がいいのか,ギター本体の音がいいのか」という問題でしょう(安いギターでは弦鳴り感が強くて,弦がだめになっていくほどにゲンナリ感が強くなっていきます)。
このフォルヒ,HPで有名なNギター教室のN先生も褒めているとおりコスト・パフォーマンスの高いギターだと思います。 趣味もありますが「この値段でこの音なのか」と感じる人は多いのでは。 変なヴィンテージ物よりずっと良いと思います。
現在ではフォルヒの実力は多くの人に認知されているところでしょう。 ご存知のとおり総代理店はスタジオMさんですが小川町のHobo'sさんにも置いてありました。

(ちなみにフォルヒについてはアコギマガジンvol.30に記事が出ています)


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