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Larrivee / P-09 [その他のguitar]

以前にEuropeのところで「ラリビー」のギターに触れました。
今回はラリビーのコンパクト・ボディの「P-09」。

Pというのは,多分「Parlor」〜「居間」のパーラーではないかと想像しています。
居間のようなところでポロポロとつま弾くような気軽な大きさのギターかと…。

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ラリビーについては悪い話を聞いた事がありませんし,変な個体があったような話を聞いた事もないです(実際にはそんなにたくさん触ったこともないんですが)。

2002年ころからカリフォルニア工場で出荷するようになって(生産量が増えて)質が落ちたような話は聞いた事がありますが,それ以前のカナダで小さくやっていた頃のものをあまり知らないので(その頃のOMを1本だけ弾いた事はありますが)何とも比較できません。

ラリビーと言えば,仕上がりの美しいフレンドシップなんかが有名ですが,仕上がりの美しさや音の安定感なんかはさすがだと思います。

そして,やっぱり「木」が美しい。
このP-09も使用されている木が美しいです。
さすがギターメーカーに木材を卸している会社です。

このP-09もラリビー・オリジナルの力木構造「Symmetrical Parabolic X-Bracing」です。
それにP-09には色々な木材のバージョンがあるようで(ハカランダとか)ラリビーのPに対する思い入れが感じられます(ちなみにこれはカナディアン・シトカ・スプルース&ローズウッドです)。

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音の方はどうかと言うと…エリクサーがベストと言われるラリビーですが,マーティンのライトを張ってみました。
テンション低い割にはしっかりした音が出ますし,音量もあります。
美しい外観どおり美しい音がします。
特に5弦〜1弦がよく鳴ります。

この4弦5フレットあたりの箱鳴り感はどこかで聴いたような…。
これはギターと言うよりは,ウクレレに近い鳴り?
コンパクト・ボディのせいでしょうか?

6弦5弦あたりはギターとしての力不足感は否めません(特に6弦)。
これを弾いた後にJー45を触ると「こんなに豊かな低音が出たんだ」と改めて認識します。

ギターの5弦解放A=110Hzと言われますが,かなりの低音です。
それと比べると,Pはやっぱりその倍々音あたりが鳴っているような感じがします。
ボディによる違いでしょう。

昔,ヤマハに「ギタレレ」って商品がありましたが,それの高級な感じ。
Pは特別な音がしますので,これはギターと同じ感覚で扱える別の楽器と見て使った方がいいかも知れません。

個性と価値のあるかわいい一本です。

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