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YAMAHA FG500 [その他のguitar]

ワカの1970年製のFG500。
ウッド・バインディングが美しい。

FG500は60年代終わりから70年代始めの4〜5年に生産されたヤマハのギターだったかと。

ヤマハのFG500と言えば,昔の小田和正。
小田さんが初めて買ったギターがFG500。
小田さんが後にマーティンD-41を買うまでのメイン・ギター(小田さんはアメリカまでFGを持って行ったようで「日本じゃ考えられないくらい鳴る」と言ってました)。

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このFGはトップはスプルースの単板,バックはブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)の単板,サイドはハカランダの合板。
今は,合板は「ラミネート」という言い方があるけれど日本語でいうところの「合板」。
昔はこんな良い木を使えたようです。

昔から「合板は弾き込んでも変化しない」って言い方をされますが間違いでしょう(ただし変化の大きさは違うと思います)。

60〜70年代の日本の古いギターをいくつも弾く機会があったんですがオール合板のギターでも「これは!」という音のする個体がありました。
明らかに経年変化した音してます。

合板の良さは,加工しやすい,曲げに強い,収縮が小さい,コストが安いという点にあって,特に「オール単板物よりずっと管理が楽」という点にあるんだと思いますが,これだけ経年するとそれなりに鳴ることが分かります。

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音は,しっかりとした低音が出ます。
中高音については,今まで弾き込まれてなかったせいか実力発揮できてない感じがします。
ちょっと弦高が低過ぎてテンション不足なのも原因かもしれません。

まだまだ「伸びしろのあるギター」という鳴り方をしています。
そしてマーティンでもギブソンでもない「ヤマハ」の音がします。

昔(70年代)の日本のフォーク系のレコードで聴いたような音です。
フインガリング系もいいけど,ストローク系はもっと似合う感じがします。
そういう意味ではギブソン系でしょうか?

さて,小田さんは,FG500を買った時が「物を買った喜びの中では一番嬉しかった」と言ってます(マーティン買った時よりも)。
ワカもこれを買った時はかなり嬉しかったようで事ある度に良さを聞かされます。

不思議とヤマハのギターには満足感を与える「何か」があるようです。


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コメント 1

オフコース万歳!1982.6.30

確かこのギター、オフコースの朋友YASSさんこと鈴木康博氏と共に購入したと言う話が有るが本当だろうか?

ちなみにMartinD-41の方はこれもヤスさんと共に購入したのだがギターを見立てたのはガロのトミーこと故、日高富明 だって知ってましたかな?
by オフコース万歳!1982.6.30 (2013-10-02 20:25) 

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