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ランディ派〜Les Paul Custom 1982 [gibson]

エレキの王様「ギブソン・レスポール」のカスタム(1982年製)。 元は真っ白だったようです。 私が学生の時に友達から買ったときは既に日焼けしてレモン・イエローでした。

白のレスポールで思い出すのは「ランディ・ローズ」ですね。 22歳でオジー・オズボーンのギタリストに抜擢され25歳で飛行機事故で亡くなりました。 奇しくもランディが亡くなったのも82年ですから,ランディが亡くなった年に生産されたカスタムということになります。
オジーもランディも,オーディションにはあまり乗り気でなかったようですが,ランディがオーディションでチューニングのためハーモニックスを鳴らしていたら,オジーがそれをじっと見ていて突然ランディに決めたという逸話があります。 この二人の関係は,インタビューを読むと,とても良好な師弟関係だったようで,本当にお互いに尊重しあい影響しあって曲作りやステージをこなしていたようです。 また,ランディは,バンドの乱痴気騒ぎを嫌っていたとか,ツアー先で先生を探してはクラシックギターを習っていたという話もあって真面目なギター青年だったようです。 それに,最後の方ではバンドを辞めてヨーロッパにクラシック留学することを真剣に考えていたのも有名な話で,ドラムのトミー・アルドリッジに訴訟の事(バンドとの契約解除)をよく尋ねていたようです。 ジミ・ヘンドリックスも契約と悪徳マネージャーでずっと悩んでいたのも有名な話ですから,アーティストにとって契約はシビアな問題ですね。
契約とか訴訟と言えば,現在,出ているオジーのランディ時代のアルバムは,昔のドラムとベース(ボブ・デイズリーとリー・カースレイク)との間で訴訟になっているため,デジタル・リマスターとともにドラムとベースは差し替えられています。 それが幸してか(?)かなりクリアーでいい音のCDに仕上がっていてお薦めです(このデジタル・リマスター盤については,また,いつか書きたいと思います)。
80年代初め頃,ギターやってる仲間では「エディ(ヴァン・ヘイレン)派」と「ランディ派」がいましたが,私はランディ派でした。 今でもクラシック・ギターを持つと,とりあえず「Dee」を弾いてしまいます。
エディとランディにはほとんど接点はなかったようですが,ギグはいくつか見ていたようですね。 ランディはエディに対するコメントをしなかったとか。 また,LAで一番ギターが上手いのはジョージ・リンチだと言って自分の音楽教室の先生を任せたとか。 いくつか逸話が残っています。 ところで,この'82カスタムですが,なぜかネックの塗装がボロボロ剥がれた時がありました。 今は落ち着いていますが,前の所有者が塗ったか何かしたようです。 音の方は,太くてアンプ乗りの良い音がしますし,ハムバッカーらしく音もよく伸びます。 一時期のスタンダードのようなカチカチの音でもなく,扱いやすい音だと思います(これがカスタムの特色かも知れません)。 何度かピックアップをダンカンかディマジオに換えようかとも思いましたが,結局オリジナルの音と別れられず,そのままです。 ただ,ボリューム等のノブはランディ風にゴールド・パーツに交換してます。
80年代初期のアコギには良い物が多いと言われますが,エレキも良かった時代のようです。


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